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このブログはせるぶ創作『此処に残された者』の
うちのこまとめ置き場となります!

創作あらすじ。
侵略者である異形の者と、その被害者である人間の仲介を担う、造られた魔族達。
彼等は今日も荒廃した世界アザルシスで利用されていた…

アザルシスは白痴の破壊神アザトースが破壊した元地球である。
元凶たる彼は夢の世界に常駐し、いつも狂った音色に包まれながら微睡んでいる。
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時と空間を統べる邪神ヨグはアザルシスの管理を担う筈であった。
だがとある所で封印されて、多くの時間と力を奪われたのである。
そんな彼に現状を伝えに遣って来たのは二人の男。
邪神と切っても切れない縁を持つ人間・正也と
邪神を相手に畏れはしても恐れない食屍鬼・サファイア。

←)正也 中)ヨグ →)サファイア




正「世界の中心を爆心地に大陸が千切れた後に繋がりあって、輪状になっちゃってるよ。北極圏南極圏だけは残っているけどね。」
サ「多少なりとも各国の名残りはありますがまあ、期待はせんでください。大体は歪んだ空間を利用した、異形達が見せてる幻ッスよ。四季なんか無くて気候はむちゃくちゃですわ。」
正「それでも人なりに生きる為に努めさせてはいるからね?経済なんかは特に気を遣ってる。」
サ「生産は異形達の圧倒的且つ気紛れな生産力を主軸に、ヒト等が巧く資金繰りしてます。なので自給率は凡そは把握していても明確な数値は誰も出したがりませんわ。あと無法者違反物は当然多いですけど、命が金替わりって層も結構いますからねえ。ご了承を。」
ヨ「構わん、流れが途切れる方が問題だ。」
サ「ご理解頂きありがとうございま〜す。」
正「アザルシス内だけで自己完結させたいけどさすがにコントロールしきれなくてね。歪んだ空間の先にある異世界の輸入物には相当頼ってるけど、異変の元だよなあ…」
ヨ「元からそのつもりだ、判っていただろう?」
サ「やっぱり?」


ヨ「所で……妻はどうしていた?」
正「世界の中心でずっと妊娠しながら、ずっと結界張ってくれてるんだって。」
サ「たまにあの方が産んだコが海を渡って大陸まで来たりしますが、でもまああの方が張ってくれてる結界のお陰で異星人やスペースデブリを阻めているそうなんで、全然とまでは言い難いッスけど構わないレベルですね。」
正「宇宙進出まで阻めちゃってるしデブリ阻止も完璧じゃあないけどね…」

以下はおまけのざっくり世界地図。
Q,土地位置がいまいち把握できんぞ
A,現時点でざっくり言うとこんな感じ
Q,紫色のは何?
A,物流導路UTことウロボロステイル。
人間の技術のみで作られた、各国保護を義務付けられた物流専用道路。






ヨ「それにしても人間だけで此処まで形成させたのか?」
正「またまた、判っているくせに。無理に決まってるでしょ。通称複製魔族の彼等に人間と異形の間を取り持ってもらって成せたものさ。彼等には頭が上がらないね。今だってサファイアがそうだよ。」
サ「俺達ぁ同じ顔でも性能と役割が個々異なります。ですが任侠だけぁ皆頑なですよ。」
ヨ「今後も同様に頼りにしているぞ。」

以下はおまけの食屍鬼リスト。
Q,上部の薄暗いやつと下部のおまけは?
A,上部のは食屍鬼になり損ねた失敗作。
下部のは分類上食屍鬼だけど…な奴等
(武器になったスティヒタイト、カンゴームの元主人格モリオン、後天性女食屍鬼イヴ)


以下、勝手に食屍鬼を名乗った者達。
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【名もなき世界】
文化レベルも資源も標準的で恵まれた世界。
魔力概念はないが科学技術はそこそこ。
亜人や人外はおらず人間のみ。
侵略者である邪神に侵略された

【アザルシス】※ここが基本的な舞台となります
『名もなき世界』が侵略された後に名付けられた荒廃世界。
陸地の面積は以前の半分、土も海も濁っており、瘴気の雲が陽光を遮り、星を覆うように張り巡らされた結界が宇宙進出を阻み、何もない所に空間歪曲が前触れなく発生する。
邪神を初めとした異形の者や有権者による土地巡り信仰巡りの戦が絶えず起きている。
そんな侵略者と人間との仲介役を果たすのが造られた魔族達。
彼等の頑張りで何とか危ういバランスで秩序が保たれている。

【アルク】
天使に密かに守られていた幻想世界。
魔力概念はあるが科学技術はまだ無い。
亜人や人外はおらず人間のみ。
侵略者である邪神に滅ぼされた

【アルカナ】
『アルク』が滅ぼされた後に天使と竜により再生された幻想世界。
魔力概念があり科学技術も若干浸透してきた。
人間以外にもエルフや魔人、獣人等の多種多様の亜人種が点在。
少しずつだが侵略者の侵攻受けており、水際で天使達が守っている。

【発音できない世界】
『アルク』『アルカナ』を監視する聖域世界。
土も海も大気でさえも浄められており、生態系と文化圏は超独特。
未だに陸地の向こう側も海の底も空の上も確認されていない。
天使だけが此処に存在する。
侵略者も此処まで来れないし来たがらない。

【異次元】
アザルシスを覆う結界の向こう側、遥か宇宙の彼方の暗黒領域。
異形の者達は此処で生まれ育ち、資源や信仰を求めて星や異世界を目指す。
とはいっても留まる事を好む原種の者もいて
彼等は渡航して異世界の波に飲まれた結果
弱体化した同胞の存在にちょっと嘆いている…
白痴の祖父や薄情な実親に代わって、長男ギズグスが統治している。
【造られた魔族とは】
人工的に造られた合成魔族にて複製物。
アザルシス内で異形と人間の間を取り持つ目的で造られたのに、どちらにも嘗められる下級地位で不憫な存在。
全4種いて其々役割や生産ペースなど異なり、多種多様。
獣人ウォッタの異能により、不安定な製造法を確実な物にしたらしい。
とある世界的軍部に生産継続の判断権があり、生産者は二の次。

『製造ナンバーの読み方』
例)010040055
010 04 0055
 ̄ ̄  ̄  ̄ ̄
 ↑ ↑ ↑
 ↑ ↑③生産順
 ↑②生産者
①製造種
①010は黄色の悪鬼、020は不死人、030は食屍鬼、040は夜鬼
②01は獣人ウォッタで魔力が軒並み高い傾向。
02はエルフのウォンドで不良品多し。
03は人間ウォリックで人間らしい個体造りが得意。
04は人間ウォーレンで獣の様な血の気の多い個体ばかり。
05は正体不明ウオズミで魔族らしい魔族を造る。
尚、ウォリック以外皆ニャルの化身。
③造られた順番。

『黄色の悪鬼』
ベース:警察官の人間である魅山
サブ:北極圏の異形イヌート

ベースの射撃能力と誠実性と、サブの耐冷性と非情性を備えた
金眼の中年日系人のような個体。
魅山の死骸に残った遺伝子を培養液で無理矢理増殖させて製造。
生産数は1000を越え、およそ3分の1が死亡確認されているが生産継続中。

『不死人』
ベース:アーティストの人間である佐藤純子
サブ:魂魄を司る天使ソウル(肉体)、異次元の異形クラウドシング(魂)

ベースの技術力と、サブの再生力と魔力を備えた
黒い瞳の少女のような個体。
非常に製造が難しい個体で、結局個体として認められたのは2体だけ。
採算が合わずに生産中止。

『食屍鬼』
ベース:警備隊隊長のハーフエルフであるギャニッソ=ダイダロス
サブ:戦地の異形、原種の食屍鬼(肉体)、魔狼の片割れヴェイン(精神)

ベースの戦闘力と結界術、サブによる更なる戦闘力強化を備えた
黒白目で青肌で銀色の獣毛の中年巨漢のような個体。
一騎当千の強さを誇り、最新の個体は神格に匹敵するレベル。
恐れを成した上層部の指示により全65体で生産中止。
(※魔狼は魔獣の一種。魔獣とは異世界に生息している知性ある獣。
アザルシスの獣と決定的に違うのは独自の魔力やら異能を秘めている点か)


『夜鬼』
ベース:光を司る天使ヨシュロ
サブ:運び屋の異形ナイトゴーント(肉体)、名前のない魔人の子(魔力)

ベースの再生力と飛行能力、サブの運搬能力と魔力を備えた
黒白目で青肌で其々の髪色と角翼尾を持つ少年のような個体。
食屍鬼とは相方関係にあり、双方得意分野を補いあう。
生産が難しいが技術向上の賜物か
137体以上確認されている上に生産継続中。
【人間】
人間である。だが純真な人間所謂無能力者は相当稀少。
何処かで魔族と混血したか或いは環境汚染の影響で
従来持たない力や寿命を得る者も少なくはない。


【異形の者】
人ならざる者。
知識人もいることはいるが、大概は力で物を言わせる怪物や狂気を振り撒く道化師のような怪奇ばかりである。荒廃世界アザルシスでは人間より多い。


【エルフ】
尖った耳と淡い髪色と白玉のような肌が特徴的な魔族。
魔力が高く、身のこなしは軽く、精霊や妖精との交信も容易にこなす。が、縄張り意識が強い傾向にあり、付き合いづらい存在。
免疫力が弱い傾向にあり、空気の合わない所では死に至る事も。幻想世界アルカナの森や、都会から離れた地域で確認されている。


【獣人】
獣と人間が混じった亜人種。
基本的に身体能力が高く、血の気が多い。人間社会に混じる者もいれば、野生で一生を過ごすものもいる。
起源について尋ねるのはタブーだが、幻想世界アルカナで確認できるのは確かだ。


【邪神】
邪悪な神性であり、侵略行為であらゆるモノを我が物にしその優越感に浸る強欲な侵略者。
その生まれは異次元であったり、宇宙の彼方であったりと人知を越えた領域である。
どの神性にも言えるが信仰なくして力も形も保てないので、多くの信者や眷族に畏怖や恩恵を与えた上で信仰を得ている。
土水火風の四属性いずれかを司っており、土=メジャー&鉄板、水=ポピュラー&平凡、風=マイナー&地味、火=レア&皆嫌がるほど強いという印象が強い。

邪神の下位に『旧支配者』というモノもいる。

【神霊】
神性に限りなく近い、穢れなき霊。
イザナギがこれに分類されているが、死後どうしてこうなったかは不明瞭であるが、一説によるとイザナギの異能が自身に作用した結果とも言われている。


【天使】
その役割や神秘性が人が創作した天使像に偶々似通っていたためそう呼ばれた異形の一種であり、発音できない世界を拠点に幻想世界を管理していた者達。
幻想世界アルクの危機を察して現地民を連れ出し、そのまま彼等と同化した。
つまり今いる純白の翼と強力な肉体再生力を備えた人等は『天使と呼ばれた異形の特性をそのまま受け継いだ亜人種』。

【魔人】
尖った耳と派手な髪色と褐色肌、そして漆黒の翼が特徴的な魔族。力もあり魔力もあるが、温厚。そのせいか歴史を辿ると、見下されやすく利用されやすいのが判る。幻想世界アルカナが原点だが、何割かが荒廃世界アザルシスに流れ着いたらしい。
【虎魄館】
過去にも未来にも異次元にも、果ては死後の世界にも···
無限に拡がり、あらゆる場所に繋がると噂される図書館。
人間贔屓のありがたくない神が館長であり
人喰い種族を始めとした暢気な魔族達が管理を務める。
紙媒体に限らず、書物とあらば歴史に埋もれた凡作も
世界を揺るがす魔導書も、なんでも置いてあり
解析が追い付かないほどの膨大な蔵書量である。


【無明の繭】
『この世界、まるでかわいい繭の様。私達が外から栄養を送って差し上げましょう』
誰かがそんな事を言ったのが始まりで、略奪や破壊行為を正当化させ大きくなり続ける組織。その規模は一国として数えても遜色ない。邪神を筆頭に異形の兵で成り立っているが、破落戸ばかりでまとまりは実はそんなにない。


【ぶれーめん】
襲撃を受け、培養槽から突然出された未成熟の4個体からなる小隊。
未成熟だけありなんらかが劣る要素が目立つ4人は、『無明の繭』に契約される形でぎりぎり処分を免れている弱い立場。


【モル信】
邪神モルディギアン信仰団体、を略してモル信。
モルディギアンは食屍鬼を贔屓にした邪神で
信者に望みの異能を使える異形口を与える事で信仰を募る。
が、代表であるローゾフィアが宣伝のセンスがなくなかなか増えない。


【赫怒の牙】
赤眼の食屍鬼で構成された部隊。
小規模だが戦闘力による影響力が絶大で、同盟を組む事で休戦状態を維持するきっかけになっている。
平時は異形になりそこなったり、人から見放された(人間含む)生物の保護活動に専念。


【縢りの手】
元は資源豊かな美しい小国であったが、一部の人間の諮らいにより壊滅。
国民の多くは生存したが警護に当たっていた食屍鬼諸共攫われ
その先で囚われの身となっていた。が、多くの助力の元、自立に成功し
再興がてら異界とも繋がりを得た、正しく縢りを受けて生まれた新国。
【天津の眼】
元はとある星詠み一族の一組織であったが全滅。唯一の生存者であったコスモオーラがその立場を跳ね除け復活させた。人間社会からの支援が手厚いが、ターコイズが加わるまで信頼関係の再構築に手間取る。アザルシス内の天体状況や星関連の魔術に携わる。


【ファミリー】
パパラチアという個体からこう頼まれた。「私の愛する妻子を亭主として、夫として守ってやってくれないか?」と。恩返しとばかりに彼の家に入ったら…同じ頼みを受けた食屍鬼が6人も集まった?!


【八塩折の酒亭】
全ての食屍鬼が歓迎される酒場であり宿屋。亭主ダイオプテーズは全個体に通じており、亡き個体も対象に含まれ拠り所になっている。奥には死後の世界に通じる扉があるとの噂。


【鐡の嘴】
幹部級の人間が魔族や下級の異形を洗脳して良い様に扱い、人間社会の両面に満遍なく貢献できるよう活動させている組織。パライバトルマリンを筆頭に食屍鬼三人組が主力を担う。
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