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手の感覚がもう戻ってきた。
右腕の完全復活も近い。
そういえばカコ曰く切れたてみたいな状態で
割となんとかなったのもそのお陰だとか。
もしかしなくとも逆位置は時間の流れが
独特もしくは無いのだろう。

「時計もチェックしとくか…」

そして俺は再び逆位置にやってきた。
……ラブラドライトは現れない。
大人しくなってくれたかな?
思えば、奇襲役として極めて厄介な異能力者だったな。
彼女に限らずレベルの高い異能の使い手ばかりだけど
更にアノーソクレースの巧妙な支持で
立ち回りの精度…厄介さに拍車が掛かった。
フェルドスパーの助言と助力がなければ俺も奴の手に…
だから彼の事は信頼している。
信頼しているからこそまた宛てに来た。

「あ、また……」

また出迎えてくれたのは双子ちゃんこと
ムーンストーンとサンストーン。
どちらがどちらかは忘れた。ごめん。



再開の挨拶も程々に本題に入る。

「此処が無名だったのに四端の孤城と名付けられていた?へ〜」
「随分余裕だな……」
「別に普通のことじゃあないかな。
アノーソクレースが何処かの世界線で運命の環を乱したりとか
全く関係の無い外部の人が観光地化のため名付けたとか。」
「貴方が潔すぎるのだけは判った…
結局名付けた張本人は判らず終いか。」
「四端で『よつば』、誰が名付けたんだろうねえ。
所で見せたい物があるんだ、ついて来て。」

問答無用で同行を促す。
……両脇を双子ちゃんに支えられながら歩いている。
フェルドスパーはやはり異能を使う度弱るのだろう。
彼が亡くなる世界線なんかを想像しながら後をついていく。



スギライト………『隠者』の性質があるらしい。
彼の異能により隠されていた未知の領域があったようで
散策していた双子ちゃんがたまたま異能の合間を縫って
彼諸共隠しフロアを見つけたようだ。
顔が青白い…あれはまさか、カコが……?

「だいたい君の想像の通りだと思うけど
サニディンだけじゃなく君達食屍鬼の影響も受けていたみたい。」
「き、君達ってもしかしてレコードキーパーさんとか俺も?!」
「そうそう。」

今までの住民だって非常に癖が強くて手を焼いていたのに…!

「多分大丈夫、敵意は無いよ。
あったら私に相談しに来ないさ。さあ行こう」
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