蟹〜
ウォンド博士専属複製魔族製造スタッフの
当初から配属されていたカッセという男がいた。
彼は一際熱心で技術力もあった人間である。
しかし貪欲な彼は外法に手を出してまで寿命を伸ばし
研究を先導……したかったが、新世代の波に追いつかず
副院長という座以外に誇示出来る物がなかった。
一念発起のため手を出したのは『食屍鬼の合成生物』。
賭けであった。何せ食屍鬼シリーズの再開発は原則禁止。
評価されなければただの違法者になるのだが
しかし合成生物は異形ながらも人肉を必要とする
食屍鬼固有の特性をしっかり継いでいた……
No.12ラピスラズリとNo.30エレスチャルを合わせた者。
名をアメトリンと言う。
対象の食屍鬼等の才能を彼は十分に発揮し
助手として務めを果たした。
だがどうにもやんちゃな性格と趣向も引き継いだようで
与えられた人肉を食す事なく玩具に。
その結果、体は縮まり弱る一方で衰弱死した。
No.19クンツァイトとNo.40バーナクルを合わせた者。
名をK2ブルーと言う。
高い泳力と人海戦術を活かすべく
魚類に寄せた体質まで備えさせた。
人当たりが良く話のまとめ役でもあったが
水中でしか基本的に過ごせないため
砂漠の渇きに負けて酸欠死した。
No.13レピドクロサイトとNo.28ラルビカイトを合わせた者。
名をアベンチュリンと言う。
巨大な脳と膨大な神経により読心能力を更に尖らせる事に成功。
異形体再現技術力も誇示したかったのか虫の下半身に。
しかしメンタルは能力負けしており非常に臆病。
砂漠の渇きによる体温上昇と脱水で死亡。
No.20ジェムシリカ(旧名カーネリアン)とNo.39デザートローズを合わせた者。
名をインカローズと言う。
異性を惹き寄せるフェロモンを放ちつつ
交わり、強化を重ねる二刀流女性型狂戦士…
が目標であったが、利己的且つ狡猾で思惑通りにいかず。
逃亡のための撹乱になると思いショウビの服を着たのが運の尽き。
デザートローズの怒りに触れ嬲り殺された。
夢の世界に現れ、クンツァイトに本音を語った。
No.12アイアゲートとNo.18フリントストーンを合わせた者。
名をケセラストーンと言う。
呪いの眼力で背中の大口に獲物を誘う恐ろしい生態。
だが背骨も両目もなく従来の口も開かず
四肢はあるが臓器の配置の関係上這って動いたほうが楽。
意地っ張りでマイペース。
しかし呼吸が下手な彼は呼吸器が機能停止して酸欠死した。
No.10ユークレースとNo.11ターフェアイトを合わせた者。
名をツインと言う。
食屍鬼シリーズの倍の体型。
頭部で繋がった別の肉体は脳だけ発達したミイラ状態。
それを庇う様に常に抱えているだけでなく
手配された布を固定のため撒いたり覆ったりしている。
臓器と腹部は極端に脆く、増強剤やらを注入したりもしたが
カッセを喰らった消化不良からの内臓裂傷を起こし死亡。
生き長らえるために一縷の望みを『貪』に賭けたが全滅。
砂漠は過酷な環境とはいえ
結局はアザルシスで生き残れない
儚い存在でしかなかった。
合成物に合成物を掛け合わせた異形達は
何が悪かったと言われたら駒の指し手としか言いようがない。
当初から配属されていたカッセという男がいた。
彼は一際熱心で技術力もあった人間である。
しかし貪欲な彼は外法に手を出してまで寿命を伸ばし
研究を先導……したかったが、新世代の波に追いつかず
副院長という座以外に誇示出来る物がなかった。
一念発起のため手を出したのは『食屍鬼の合成生物』。
賭けであった。何せ食屍鬼シリーズの再開発は原則禁止。
評価されなければただの違法者になるのだが
しかし合成生物は異形ながらも人肉を必要とする
食屍鬼固有の特性をしっかり継いでいた……
No.12ラピスラズリとNo.30エレスチャルを合わせた者。
名をアメトリンと言う。
対象の食屍鬼等の才能を彼は十分に発揮し
助手として務めを果たした。
だがどうにもやんちゃな性格と趣向も引き継いだようで
与えられた人肉を食す事なく玩具に。
その結果、体は縮まり弱る一方で衰弱死した。
No.19クンツァイトとNo.40バーナクルを合わせた者。
名をK2ブルーと言う。
高い泳力と人海戦術を活かすべく
魚類に寄せた体質まで備えさせた。
人当たりが良く話のまとめ役でもあったが
水中でしか基本的に過ごせないため
砂漠の渇きに負けて酸欠死した。
No.13レピドクロサイトとNo.28ラルビカイトを合わせた者。
名をアベンチュリンと言う。
巨大な脳と膨大な神経により読心能力を更に尖らせる事に成功。
異形体再現技術力も誇示したかったのか虫の下半身に。
しかしメンタルは能力負けしており非常に臆病。
砂漠の渇きによる体温上昇と脱水で死亡。
No.20ジェムシリカ(旧名カーネリアン)とNo.39デザートローズを合わせた者。
名をインカローズと言う。
異性を惹き寄せるフェロモンを放ちつつ
交わり、強化を重ねる二刀流女性型狂戦士…
が目標であったが、利己的且つ狡猾で思惑通りにいかず。
逃亡のための撹乱になると思いショウビの服を着たのが運の尽き。
デザートローズの怒りに触れ嬲り殺された。
夢の世界に現れ、クンツァイトに本音を語った。
No.12アイアゲートとNo.18フリントストーンを合わせた者。
名をケセラストーンと言う。
呪いの眼力で背中の大口に獲物を誘う恐ろしい生態。
だが背骨も両目もなく従来の口も開かず
四肢はあるが臓器の配置の関係上這って動いたほうが楽。
意地っ張りでマイペース。
しかし呼吸が下手な彼は呼吸器が機能停止して酸欠死した。
No.10ユークレースとNo.11ターフェアイトを合わせた者。
名をツインと言う。
食屍鬼シリーズの倍の体型。
頭部で繋がった別の肉体は脳だけ発達したミイラ状態。
それを庇う様に常に抱えているだけでなく
手配された布を固定のため撒いたり覆ったりしている。
臓器と腹部は極端に脆く、増強剤やらを注入したりもしたが
カッセを喰らった消化不良からの内臓裂傷を起こし死亡。
生き長らえるために一縷の望みを『貪』に賭けたが全滅。
砂漠は過酷な環境とはいえ
結局はアザルシスで生き残れない
儚い存在でしかなかった。
合成物に合成物を掛け合わせた異形達は
何が悪かったと言われたら駒の指し手としか言いようがない。
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異世界アルカナ、そこには逆位置と呼ばれる裏舞台が存在した。
実体を持たない影のような存在達が蔓延る中で
突如空間を切り取り、死んだ事実を其処に隠した
サニディンが現れてから事態は急変した。
影達は実体を得て、自我も芽生え、ついには野心も………
「私が紹介していこう。私は皆をよく知っている。
理解しているかは別だけども」
「よ、よろしくお願いします。」
改めて情報収集のため住民の詳細を記録していく。
タロットカード化への必要素材となる『情報』…
この俺ビスマスは使命の重圧に堪えながらも
フェルドスパーさんに協力を頼んだ。
「♡Qのラブラドライト、彼女の性質は『塔』だね。
『個涸らし盃の塔(シャン・ペイン・タワー)』は
相手の異能を盃に納めて封印する呪いだよ。
名を知る事が発動条件だけど解呪は塔を崩壊させるだけさ。」
「開幕のインパクト凄かったなあ…(あと地味だけどかわいいよな)
控えめだけど待ち伏せや奇襲が超強い、そんな印象。」
「♢Qのオーソクレース、彼女の性質は『悪魔』。
『悪魔の仮装通貨(ディビットコイン)』は
拾わせたコインの裏表で敵味方陣営分けする呪いさ。
形状がコインじゃない場合もあるから要注意。」
「腕が無いヒト…(胸はあったけど黙っておこう)
控えめというか、何か頭を常に動かす軍師的イメージ…」
「性質は『月』『太陽』のムーンストーンとサンストーン。
『夜の日時計(ムーンワンド)』『朝の日時計(サンワンド)』で
偽だけど月と太陽その物を操るみたいな術を使うよ。
右腕があるのがムーンで、左腕があるのがサン。」
「貴方に懐いている双子ちゃん…あれ?そういえば『アレ』は?」
「『アレ』って『スート』かい?サンは♧Aなんだけど、ムーンはジョーカーだよ。」
「♤Jのアノーソクレース、彼の性質は『運命の環』。
『斬り拓く運命の環(フォーチュンホイールチェーンソー)』は
強い逆転劇する異能だけど、本人の意志の向かない方向が弱点だよ。」
「あ、だからあの時動きを止めて正面以外で叩いたら倒せたのか…
なんかもう色々と怖い人だったなあ」
「私は♧Kのフェルドスパー。
『愚者の松明(フール・トーチ)』はお察しの通り
魂を燃やして時を止める異能さ。燃え尽きたら終わり。」
「始めはただ暢気な人だと思っていたのに。
長に選ばれるわけだ…
…それにしても食屍鬼とほぼ変わらない姿ですよね。」
「そう?服の下はスカスカだよ。」
実体を持たない影のような存在達が蔓延る中で
突如空間を切り取り、死んだ事実を其処に隠した
サニディンが現れてから事態は急変した。
影達は実体を得て、自我も芽生え、ついには野心も………
「私が紹介していこう。私は皆をよく知っている。
理解しているかは別だけども」
「よ、よろしくお願いします。」
改めて情報収集のため住民の詳細を記録していく。
タロットカード化への必要素材となる『情報』…
この俺ビスマスは使命の重圧に堪えながらも
フェルドスパーさんに協力を頼んだ。
「♡Qのラブラドライト、彼女の性質は『塔』だね。
『個涸らし盃の塔(シャン・ペイン・タワー)』は
相手の異能を盃に納めて封印する呪いだよ。
名を知る事が発動条件だけど解呪は塔を崩壊させるだけさ。」
「開幕のインパクト凄かったなあ…(あと地味だけどかわいいよな)
控えめだけど待ち伏せや奇襲が超強い、そんな印象。」
「♢Qのオーソクレース、彼女の性質は『悪魔』。
『悪魔の仮装通貨(ディビットコイン)』は
拾わせたコインの裏表で敵味方陣営分けする呪いさ。
形状がコインじゃない場合もあるから要注意。」
「腕が無いヒト…(胸はあったけど黙っておこう)
控えめというか、何か頭を常に動かす軍師的イメージ…」
「性質は『月』『太陽』のムーンストーンとサンストーン。
『夜の日時計(ムーンワンド)』『朝の日時計(サンワンド)』で
偽だけど月と太陽その物を操るみたいな術を使うよ。
右腕があるのがムーンで、左腕があるのがサン。」
「貴方に懐いている双子ちゃん…あれ?そういえば『アレ』は?」
「『アレ』って『スート』かい?サンは♧Aなんだけど、ムーンはジョーカーだよ。」
「♤Jのアノーソクレース、彼の性質は『運命の環』。
『斬り拓く運命の環(フォーチュンホイールチェーンソー)』は
強い逆転劇する異能だけど、本人の意志の向かない方向が弱点だよ。」
「あ、だからあの時動きを止めて正面以外で叩いたら倒せたのか…
なんかもう色々と怖い人だったなあ」
「私は♧Kのフェルドスパー。
『愚者の松明(フール・トーチ)』はお察しの通り
魂を燃やして時を止める異能さ。燃え尽きたら終わり。」
「始めはただ暢気な人だと思っていたのに。
長に選ばれるわけだ…
…それにしても食屍鬼とほぼ変わらない姿ですよね。」
「そう?服の下はスカスカだよ。」
深層の住民達も当然調査対象だけども
単身で挑むには危険…
しかし立場的にも体力的にも
フェルドスパーもそう何度も同行させるわけにもいかず…
そこで白羽の矢が立ったのがオーソクレースだった!
…え?た、たしかに彼女の異能があれば
いざという時不戦で協力を得られるけども…
とりあえずガイドを務めてもらった。
深層にいる者を見ていたら
ある共通点を見つけたので独自にグループ分けをしてみた。
「察しの通り、顔色の薄い彼等は
カコクセナイトから肉体を感じ取ったヒト達。」
「カコか〜。通りでなんか全体的に良い人っぽいよ。」

「♧10のスギライト、性質は『隠者』。
『火消し箒の隠者(ファイアブルームハーミット)』は
履いた対象の姿や気配を経つ。
彼は常に落ち着き払っていて穏やかな事から
異能も相俟って監視や補助役を任されやすい。」
「深層への出入り口を守るだけの信頼は得ている実力者なんだね。」
「♡10のラリマー、性質は『死神』。
『憩いの死神の窯(デスポット)』で
偽りなくなんでも美味に調理して食欲を掻き立て強制的に食わせる。
彼女に悪気はない、野性味はあるけど根は良いコなのは確か。
でも異能で膨らませた腹の中は異物で詰まってるはずだよ。」
「恐ろしい善意だね…食は生死が隣り合わせだ…」
「♢10のエンジェライト、性質は『恋人』。
『恋人の免罪符(ラバーズアミュレット)』は
いかなる行為を許してしまう異能の呪符。
彼女自身おっとりして独特の色気があるのに
異能まで使われたらどうしようもない。一対一限定が救いか。」
「それは実に厄介だ。(ウォッタ博士に似てるの気のせいかな…)」
「♡Aのカルサイト、性質は『力』。
『力漲る欲槽(パワーバスロマン)』は
あの白い体液を飲むとたちまち傷の治療と体力回復を促す異能。
豪快な発言が目立つなかなか困ったヒトだね。
ちなみにあの青黒いのは彼女の内臓、腹肉が無いの。」
「体液で満たした風呂釜が腹部替わりなんだ…………」
単身で挑むには危険…
しかし立場的にも体力的にも
フェルドスパーもそう何度も同行させるわけにもいかず…
そこで白羽の矢が立ったのがオーソクレースだった!
…え?た、たしかに彼女の異能があれば
いざという時不戦で協力を得られるけども…
とりあえずガイドを務めてもらった。
深層にいる者を見ていたら
ある共通点を見つけたので独自にグループ分けをしてみた。
「察しの通り、顔色の薄い彼等は
カコクセナイトから肉体を感じ取ったヒト達。」
「カコか〜。通りでなんか全体的に良い人っぽいよ。」
「♧10のスギライト、性質は『隠者』。
『火消し箒の隠者(ファイアブルームハーミット)』は
履いた対象の姿や気配を経つ。
彼は常に落ち着き払っていて穏やかな事から
異能も相俟って監視や補助役を任されやすい。」
「深層への出入り口を守るだけの信頼は得ている実力者なんだね。」
「♡10のラリマー、性質は『死神』。
『憩いの死神の窯(デスポット)』で
偽りなくなんでも美味に調理して食欲を掻き立て強制的に食わせる。
彼女に悪気はない、野性味はあるけど根は良いコなのは確か。
でも異能で膨らませた腹の中は異物で詰まってるはずだよ。」
「恐ろしい善意だね…食は生死が隣り合わせだ…」
「♢10のエンジェライト、性質は『恋人』。
『恋人の免罪符(ラバーズアミュレット)』は
いかなる行為を許してしまう異能の呪符。
彼女自身おっとりして独特の色気があるのに
異能まで使われたらどうしようもない。一対一限定が救いか。」
「それは実に厄介だ。(ウォッタ博士に似てるの気のせいかな…)」
「♡Aのカルサイト、性質は『力』。
『力漲る欲槽(パワーバスロマン)』は
あの白い体液を飲むとたちまち傷の治療と体力回復を促す異能。
豪快な発言が目立つなかなか困ったヒトだね。
ちなみにあの青黒いのは彼女の内臓、腹肉が無いの。」
「体液で満たした風呂釜が腹部替わりなんだ…………」
比較的……いや比較対象があれなだけで
比較したら多少は落ち着いた風なグループがいる。
アクロアイトさんがいるからそう見えているのか?
果たして……
やはりこの四人が該当していたようだ。
なんだか外見年齢幅が広い印象だな。

「彼女達はレコードキーパーの肉体を感じ取った人達。
肉体情報より精神的記憶情報のが強い傾向にある。」
「彼女達って…え?レコさんが関わって全員女性?」
「♢Jのゴシェナイト、性質は『戦車』。
『問答無用子宝戦車(チャイルドチャリオット)』は
恐ろしい異能の戦車…指揮者も移動も砲弾も
皆戦車内部に湧いているゴシェナイト自身。
天真爛漫で傍若無人で奇想天外、子供は残酷。」
「ず、随分な言いようだね…(あの顔、あの方の昔の娘さん似かな)」
「♢Kのアクロアイト様、性質は『女帝』。
『女帝の重圧(エンプレスプレッシャー)』は
縛り上げた相手を宝石化する呪いをかける異能なの。
透明の宝石像は美しくても呪われた者は醜く窒息している。
冷静沈着で品があって、女性型は皆慕っている。」
「此処でも性別による派閥意識あるのかあ……」
「♡Jのウレキサイト、性質は『正義』。
『大正義成敗聖杯(ジャスティスジョイジョッキ)』は
杯からの噴水による跳躍格闘をこなす異能。
近接戦ならトップクラスに強いかもしれない。
性格も愛嬌があって彼女は人気者ね。」
「かわいいは正義ってやつか……(今度はあの方の昔の子息似っぽい)」
「♤Qのダンビュライト、性質は『教皇』。
『強行する教皇(プシィ・ハイエロファント)』は
制約の剣を相手に刺して、違反者を刺し殺す異能。
制約さえ守ればすぐに消滅するから冷静さが試される。
どうも強行に走りやすい言動が目立って私は彼が苦手だ。」
「急にえらく怖いヒトが出てきたな…(男でほっとしたけど)」
比較したら多少は落ち着いた風なグループがいる。
アクロアイトさんがいるからそう見えているのか?
果たして……
やはりこの四人が該当していたようだ。
なんだか外見年齢幅が広い印象だな。
「彼女達はレコードキーパーの肉体を感じ取った人達。
肉体情報より精神的記憶情報のが強い傾向にある。」
「彼女達って…え?レコさんが関わって全員女性?」
「♢Jのゴシェナイト、性質は『戦車』。
『問答無用子宝戦車(チャイルドチャリオット)』は
恐ろしい異能の戦車…指揮者も移動も砲弾も
皆戦車内部に湧いているゴシェナイト自身。
天真爛漫で傍若無人で奇想天外、子供は残酷。」
「ず、随分な言いようだね…(あの顔、あの方の昔の娘さん似かな)」
「♢Kのアクロアイト様、性質は『女帝』。
『女帝の重圧(エンプレスプレッシャー)』は
縛り上げた相手を宝石化する呪いをかける異能なの。
透明の宝石像は美しくても呪われた者は醜く窒息している。
冷静沈着で品があって、女性型は皆慕っている。」
「此処でも性別による派閥意識あるのかあ……」
「♡Jのウレキサイト、性質は『正義』。
『大正義成敗聖杯(ジャスティスジョイジョッキ)』は
杯からの噴水による跳躍格闘をこなす異能。
近接戦ならトップクラスに強いかもしれない。
性格も愛嬌があって彼女は人気者ね。」
「かわいいは正義ってやつか……(今度はあの方の昔の子息似っぽい)」
「♤Qのダンビュライト、性質は『教皇』。
『強行する教皇(プシィ・ハイエロファント)』は
制約の剣を相手に刺して、違反者を刺し殺す異能。
制約さえ守ればすぐに消滅するから冷静さが試される。
どうも強行に走りやすい言動が目立って私は彼が苦手だ。」
「急にえらく怖いヒトが出てきたな…(男でほっとしたけど)」
後回しにしていたのはあまり関わりたくない。
嫌な予感がしまくっていたからだけど
ここで半端に終えたらオーソクレースは怒るんだろうな…
なんか表情が険しくなってきたし。
さあ行かな…逝く……
うわ嗚呼ああああ?!

「ふう、危なかった。また轢かれる所だった。」
「またって毎回こうなの?!?!」
「そう、貴方が現れてから毎回。」
「俺を参照したのかよー?!?!」
「♢Aのカーボランダム、性質は『星』。
『一等両断の星(ファーストサムライスター)』は
輝くエネルギッシュボディで高速タックルをして万物を撥ね飛ばす。
あれを遮る術は此処には無い。
彼女が何を考えているか誰にもわからない。」
「女性なの?!?!」
「♡Kのアレキサンドライト、性質は『世界』。
『世界の愛が注がれた杯(ラブテイスト・ワールドカップ)』で
今いる世界の誰かの異能を、盃戦士が再現する。
盃戦士が超強力で彼女を完璧に守りながら戦う。
だから高飛車で冷酷で情け容赦なくとも咎められる人があまりいない。」
「(うわあ、ターフェアイトさんを女にしたみたいな………)」
「♤Kのアバロンシェル、性質は『皇帝』。
『全てを肯定する皇帝(イエスマン・エンペラー)』で
あらゆるダメージやバッドステータスを完治するだけでなく
力に換えてしまう、間違いなく最強の住民ね。
ただ、なんでも肯定するから発言の説得力が怪しくてリーダーに不向き。」
「いるよな、そういう人………」
「♧Qのスペクトロライト、性質は『女教皇』。
『萌ゆる女教皇(MOEハイプリエステス)』は
物から芽を生やして、鋭い槍となり相手を貫く異能。
貴方の攻撃に似てるけど、彼はいくらでも生やせる。
見た目のインパクトはすごいけど性格は素敵なレディ…」
「う、うわ………お互い運命に抗えるってそういう事だったか…」
「……ん?(タロットの)アルカナって確か22あったよね?
まだ4人足りないな?」
「既に会っている。」
「え?」
「魔術師サニディン、吊るされた男カコクセナイト、節制レコードキーパー。
そして審判ビスマス。」
「お、俺達をいつの間に住民登録したの?!」
「私達が強制したわけじゃあない。
アルカナ(という世界)に認められたんでしょ。」
嫌な予感がしまくっていたからだけど
ここで半端に終えたらオーソクレースは怒るんだろうな…
なんか表情が険しくなってきたし。
さあ行かな…逝く……
うわ嗚呼ああああ?!
「ふう、危なかった。また轢かれる所だった。」
「またって毎回こうなの?!?!」
「そう、貴方が現れてから毎回。」
「俺を参照したのかよー?!?!」
「♢Aのカーボランダム、性質は『星』。
『一等両断の星(ファーストサムライスター)』は
輝くエネルギッシュボディで高速タックルをして万物を撥ね飛ばす。
あれを遮る術は此処には無い。
彼女が何を考えているか誰にもわからない。」
「女性なの?!?!」
「♡Kのアレキサンドライト、性質は『世界』。
『世界の愛が注がれた杯(ラブテイスト・ワールドカップ)』で
今いる世界の誰かの異能を、盃戦士が再現する。
盃戦士が超強力で彼女を完璧に守りながら戦う。
だから高飛車で冷酷で情け容赦なくとも咎められる人があまりいない。」
「(うわあ、ターフェアイトさんを女にしたみたいな………)」
「♤Kのアバロンシェル、性質は『皇帝』。
『全てを肯定する皇帝(イエスマン・エンペラー)』で
あらゆるダメージやバッドステータスを完治するだけでなく
力に換えてしまう、間違いなく最強の住民ね。
ただ、なんでも肯定するから発言の説得力が怪しくてリーダーに不向き。」
「いるよな、そういう人………」
「♧Qのスペクトロライト、性質は『女教皇』。
『萌ゆる女教皇(MOEハイプリエステス)』は
物から芽を生やして、鋭い槍となり相手を貫く異能。
貴方の攻撃に似てるけど、彼はいくらでも生やせる。
見た目のインパクトはすごいけど性格は素敵なレディ…」
「う、うわ………お互い運命に抗えるってそういう事だったか…」
「……ん?(タロットの)アルカナって確か22あったよね?
まだ4人足りないな?」
「既に会っている。」
「え?」
「魔術師サニディン、吊るされた男カコクセナイト、節制レコードキーパー。
そして審判ビスマス。」
「お、俺達をいつの間に住民登録したの?!」
「私達が強制したわけじゃあない。
アルカナ(という世界)に認められたんでしょ。」