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服を着直し、ついでに茶を淹れ直して人数分差し出す。
一口啜る。

「まあまあかね。」
「渋いッス〜」
「ああっとごめんよ、しおちゃんのは此方だ。」

特に甘めに調整した方と交換した。
お子様舌だが蟹は自称グルメだ。

「アザルシスの呪いはそうして存在感を出したがって痕を遺すけど
さてまあ本場の呪いはどうなんだい。」
「本場の……ああ」

にちゃあ、と粘り気のある笑みを浮かべるが
特に粘り気がある気がする。

「美人さんが傍にいるといつも楽しいですよう」
「まったく、鼻の下伸ばしてだらしないね!」
「スーさんでれでれッス〜」


アザルシスは暗雲の結界に覆われた常闇の世界である。
海は澱み、土は穢れ、風は荒び…
陽は一部の者の特権により射し込むのみである。
住めば都と言ったものだが、アザルシスの住民は
闇夜にこそ安らぎを感じる風潮にある。
スーパーセブンもそう。
愛する伴侶から感じた既視感に安らぎを見たのかもしれない。
純白ならぬ純黒。

「黒く染まっちまってまあ。」
「喰われてしまいましたからねえ」
「子供の前でおよしっ」

鋭い手刀が脳天に炸裂。
大袈裟でなく悶絶する。
大呪術師であり巫女であるキヨノの一撃は、魔族や異形に鋭く刺さる。
我が強いが腕っ節も実際強い。

「でもまあ、あんたには合ってるかもね。
この世界を観せたからには責任持つんだよ、いいね?」
「ええ、逃げもしませんし逃しもしませんよう」

スーパーセブンならば呪いも伴侶となる…
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